現在脇汗が異常に出る病気は注射で抑える治療法がある

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

汗が異常に出る病気のことを多汗症といい、体の一部だけ汗を異常にかくのは局所多汗症といいます。脇汗を異常にかくのもこの局所多汗症の一種で、れっきとした病気なのです。原因としては昔は気の持ちようだと言われていましたが、交感神経が敏感な方のほうが多汗症にかかりやすいことが確認されています。また、ホルモンバランスが崩れた場合にも多汗症は起こることがあります。女性の方が月経や妊娠、更年期障害によって多汗症になるケースもあります。頻繁に脇の下に汗じみが出来る方や夏以外でも脇汗パッドが手放せない方など、脇汗が気になる方は一度病院に通って診察を受けてみるのもおすすめです。

汗を止める治療法

軽い症状の場合、塩化アルミニウムなどを有効成分と知る塗り薬を脇の下に塗って治療します。この治療法は最も簡単ですが毎日塗らなければいけないのと医薬品として承認されているものがなく、病院で薬を調合してもらわなければいけないのがネックとなっています。日常生活に支障があるほど汗をかく場合には、注射によって発汗を抑えます。3日から1週間で効果が現れ、4ヶ月から9ヶ月程度効果が持続します。頻繁に病院に通わなくてもよいのが利点です。これらで効果がない場合や、発汗の範囲が広い場合には、抗コリン剤や漢方薬と言った飲み薬で発汗を抑えます。最も重く、注射や飲み薬でも汗が止まらない場合は、神経の切断や汗腺を除去する手術を行います。種類によっては健康保険が適用されますが、実施する際には事前に意思から十分な説明を受ける必要があります。

注射で汗を止めるボツリヌストキシン治療

ワキガ治療のように汗腺を除去する手術もありますが、ただ汗を減らしたいのでしたらボツリヌストキシンを脇の下に注射するのがおすすめです。ボツリヌストキシンを注射すると脇の下の交感神経の末端に作用し、汗を出す命令を行う化学物質を抑制して汗を出しにくくします。脇への注射を行うだけですので手軽かつ短時間で治療は終了します。手術と違って高額な治療費も必要ありません。ですが、この治療方法は効果が永続的に続くわけではありませんので、そのたびに通院する必要があります。
注射自体が脇の下に打ちますので希望によっては塗る麻酔を事前に塗ることもあります。また、専門の知識がない場合、注射の仕方によっては効果が現れないことがあります。そのため多汗症を専門に扱っている病院で治療を受けることをおすすめします。

ピックアップ記事

脇汗を抑える注射薬には大きな副作用はありません

脇汗を抑えるために、注射するボツリヌストキシンは重度の副作用がないので様々な分野で使用されています。しかしまるっきり副作用のない薬というものはないといえます。使用する病気によっては本来意図した効果とは...

脇汗を注射で抑えてくれる診療科

脇汗を抑えてくれるボツリヌストキシンの注射を行っているのは皮膚科や形成外科、ペインクリニックを含めた麻酔科ですが、すべての病院で行っているわけではありません。ですので事前に脇汗の治療を行っている病院を...